沖縄が抱える問題に関して
沖縄県民は米軍基地から発するあらゆる問題点に対してがまんや耐えるということなどは、もはやできないところまで追いつめられた。その最大の原因が、日米地位協定にある。婦女子が強姦をされ、ひき逃げされ、殺され、何をされても日本の警察は手を出しにくい状態にある。1995年10月に殺人、又は強姦という凶悪な犯罪の特定の場合には考慮されるようになったが、まだまだ玉虫色の内容ばかりである。このような日米地位協定は人間の尊厳に関わる問題であるにも関わらず、誰一人真剣に解決しようとしなかった。完全な差別であり、人権問題であり、容認できない。この話を私は政治家にぶつけてみた。その政治家はこう言った。「日本から改善の話がないのに、アメリカ側から話を持ち出すことはないと言ったそうだ」そして中身の草案については、ほぼ、できているということだった。
なぜ、戦後、この協定ができて以来、現在まで放っておいたのか、なぜ、沖縄県民の苦しみを解こうとしなかったのか、関係者はすぐさまアメリカ側と話し合い、日米地位協定を白紙にして、沖縄と本土を同じ人権の元に立っていただき、そこから沖縄に対して、基地問題を相談すべきである。基地の移転だとか、オスプレイだとか、枝の話ばかりで、魂に触れる根っこの話ができていない。人の痛みがわからないのか。こんな簡単なことが、理解できず、わからないも日本になってほしくない。言うべきことは言う、聞くことは聞く、やることはやる。日本人一人一人が反省しなければならないと思う。